背中にドロップキック

蹴りたい背中

読み終えました。結局、1.5時間弱で読了。。。短編だとしても、ちょっと内容が薄すぎやしないか??って思った。


読み物としては面白く読めたけど、これがうんたらかんたら賞を取ったなんて・・正直信じられん。
その賞の選考委員の思考としては、学校でのハプニングとか状況把握ってのを、「いじめ」「学力」「悩みの有無」とかそういうカテゴリーでしか見れてないから、きっとこの本のような状況が斬新に思えたんじゃないかな。
あくまで憶測だけど、同年代近辺の人が読んだら、「こんなのふつーじゃん…」とか感じるんじゃないかと。どうっすか?(←誰?


あと、比喩の使い方が露骨すぎて興ざめ。「比喩を使います。読んで下さい。」・・って、だいたひかるかよ…みたいな。
比喩が比喩だって明確に区別できちゃうと、表現に深みが増すどころか、小説といういわばフィクションの世界にいるのに急にその夢心地というか、非現実感の空間感がなくなってしまう。


逆に、ロマンティックなところがロマンティックじゃないのが残念。。小説っぽくないのよ。。おいらたちが普段?…しているような妄想に文芸チックな風味を加味して書きました!って感じ。


かなりの酷評でございますが・・(汗。「インストール」は結構イケてたんだけどな。残念。


ちなみに、話の中に出てきた オリチャンは、エビちゃんのイメージで読んでました。これが失敗だったか?(笑)
絹代みたいな、とにかくもコイバナにもっていこうとする ウザありがたい*1存在、かな〜りうらやましい。こういう人も必要だよね。


このやり取りは、主人公のハツと同様に ぞくっときたけどさ。

なんで片耳だけでラジオを聴いているの?
この方が耳元で囁かれている感じがするから。

結局、これが背中を蹴っ飛ばしたい感情(=乙女心?)を爆発させるきっかけになったんだけど、究極のジェラシーやな。おいらも気をつけよう(何。

*1:ウザイ+ありがたい のnarit的造語