世界で2番目の幸せ者
テレビでお笑い番組を鑑賞中の なっち
> オレは、キミのこと、世界で2番目に幸せにするよ!
>> えっ?2番目??どうして1番じゃないのよ?
> だって、世界で1番幸せなのは、キミという素敵な人に巡り会うことができた、このオレだからさ!
>> あまぁ〜〜〜〜い。。もう、甘すぎて、糖尿だよ〜。
ハハハハハ(大爆笑)、おもしろいべさ〜(笑)……はぁ。。
(妙に凹んでいる なっち)
2番目に幸せ・・・かぁ。naritって、ほんとになっちのこと好きなのかなぁ。。
はぁ。。今日も…ひとりぼっち…かぁ。チャクシンだけでも残してみようかな。
(その一方で。)
このままじゃダメだ。なっちには、オレのホントの気持ちを伝えないと。
(すぐに電話をしようとするが、一旦躊躇するnarit)
でも、なっちは気付いているっぽいんだよなぁ。事を荒立てるようなことを言わない方が、お互いに幸せってこともあるし。。
(しばらく考えた後、)
よしっ!やっぱり話そう。なっちには、何でも正直に話そうって約束じゃないか。
(そこに、なっちからの電話が)
えっ!??いま電話かけようと思ってたのに(汗
(速攻で電話に出る)
もしもし、なっち?
(ワンギリしようとしたのに、電話に出られてテンパる なっち)
えっ!?あっ…うっそ〜?じゃなくて。えぇっと、なんだべさ。もしもし、なっちだよ。
どうしたんだよ?なんかあったの?
ごめんね。急に電話なんかしちゃって。
いやぁ、どうしてオレに遠慮なんかしてるんだよ。電話ならいつでもかけていいんだよ。むしろ、しばらく会えなくてごめんな。
うん。あのさ、今から会えないかなぁ?
・・・実はさぁ、オレも今電話しようと思ってたんだ。
そうなの?グッドタイミングだったね。
あぁ。じゃぁ、いまからそっちに行くよ。
ありがとう。じゃぁまた、あとで。
うん。
(なっち宅に到着。)
(ピンポーン。)なっち?
はぁ〜〜い。ちょっとまって・・わ゛ぁ〜〜、、(ドドドン)。
なっち??どうした?
イタタタタ・・(戸を開けながら)narit、おかえり♪
ただいま♪ それよりも、何だよ?さっきのけたたましい物音は?
これよ!(怒)。このバナナの皮を踏んづけて、滑っちゃったの!痛いよ〜。
こんなところにバナナの皮なんて放置してたのはなっちだろ?自分が悪いんじゃん!(笑)
そうかもね(なっちスマイル)。エヘヘ…ダメだべさぁ〜〜。ちゃんとゴミはその都度投げないとね。
まさか、また冷蔵庫できのこ作ってたりしないだろうなぁ?
もぉ〜う、そんな昔のことはもう良いの(プンプン。
ゴメンゴメン(笑)。
(ふと我にかえるnarit。こんな談笑をしに来たんじゃない!)
あのさぁ、なっち。
ん?
ちょっと、座って。
何よぉ?(変な期待を抱くなっち)
良いから。ちょっと落ち着いて話したいことがあるんだ。
話って?
実は、……
・・・
・・・
・・・
・・・・・
・・・・・
・・・あのさぁ、・・・・・
うん。
・・・
・・・
・・・・・・
紅茶でも入れるね♪
あっ、ごめんな。
(台所にいるなっちを見ながら、決意を固めるnarit)
はい、どうぞ。
ありがとう。
それで、話って?
あのさぁ、
うん、なになに?
(なっち、キミが好きなのは嘘じゃないからな!!!)、この前、オレ、言ったよな。
何て?
「オレが、なっちを世界で一番の幸せ者にする」って。
(ドキッ!)う・うん。嬉しかったよ!
あれ、実は……ウソだったんだ。ゴメン。。
ウソ??(あれっ、これって、さっきのお笑いのネタと同じ?)
そう、世界で一番の幸せ者にさせたい人が、他にいるんだ。
(ちょっとぉ〜〜これって、もしかしてプロポーズ??えっ?はっ?パオーン!いやいや、落ち着けなっち。う〜ん。よしっ!がんばれなっち!)
その人、誰かというと、
待って!!
あぎゃ?
そこから先は言わないで(テレ)。なっち、興奮しちゃってさぁ、あぁ〜、もう顔真っ赤でしょ?
あ、あぁ。(やっぱり、なっちは全てお見通しだったのか。オレもつくづく罪な男だなぁ。。)
どうせ、なっちは、2番目なのよね?
そのとおりです。
何よぉ〜いきなり「です」ってさぁ(笑)。naritのそういうところ、大好きよ(はぁと)。
えっ?(汗)。な・なっち……こんな、不届きな男でも、許してくれるの?
許すって?もう、大げさじゃない?ホント、なっちは世界で2番目に幸せだよ(はぁと)。
(なっちはもう嬉しくて嬉しくて仕方ない御様子。ついにnaritに寄り添ってきた)
ずっと、こうしててもイイ?世界で一番幸せなnarit♪
ん?うん(汗。
(ここでようやく、なっちのとんでもない勘違いに気付くnarit)。
(これって、前にエンタの神様でやってた、あのネタか?そんなつもりじゃなかったんだけど・・・)
naritさぁ、こんな風に遠回しに言わなくても良いのに。
(もう、絶対に言えないよ。。オレの心の中にいる、「矢口真里」という存在を・・・。)