周期表@教科書

先日の新聞等で、教科書検定の話題から転じて、ゆとり教育とかそのへんの議論が展開されてた。おいらの考える漠然としたゆとり教育とやらを以下に。

  • 第1段階:ドラマ「きらきらひかる」を見ていたら、「ストロンチウム90」という放射性物質がストーリーの鍵を握ってるらしい。なんだストロンチウムって??
  • 第2段階:化学の教科書の周期表をなんとなく眺めてみる。あった!!ストロンチウム。でも、90番ではない。。90ってなんだ?しらねぇ〜。
  • 第3段階:教科書をパラパラめくる。「発展」のページに陽子とか中性子とか言う物質があるみたい。原子番号と関係あるっぽい。
  • 第4段階:少し高度な専門書っぽい本をめくってみる。やっぱり、90ってのはそのへんのことに関係あるみたい。化学って結構おもしろいかも!

これはフィクションで、結局文系の道を進んだわけなので化学のことを突っ込まないでください。。せいぜい、ベンゼン環を書くのが楽しいとかそんなレベルです(汗。
でも、「きらきらひかる」で「Sr90」というのを耳にした後、いろいろと調べて見たのは事実です。
もし、中学生時代にそうなったらどうなんだろうと思って妄想してみたのです。周期表が教科書に載ってなければ、たぶん第1段階で終わってしまうんだろう。だって、周期表の存在すら知らないだろうし、「なんかワケわかんねぇ〜カタカタが出てきたなぁ・・・」で、せっかくのきっかけを逸してしまい、あとはドラマで深津絵里鈴木京香のやり合いを見て楽しむとかギバちゃんの渋い演技に注目とか。
周期表が教科書に載ってるからって、その意味とか理論的背景とかを完全理解する必要はない。上の例で言うなら、第2段階まで行っただけで大きな意味があると思う。無理だよ。最初から何から何まで理解するなんて。
頭の片隅に、なんか100個くらいの元素記号が書いてある表があったなぁ・・・くらいあれば、何かのときに役立つかもしれない。ストロンチウムもそうだけど、ハミガキ粉のフッ素とか、電池のリチウム・マンガンなど、普段の日常生活が学習のきっかけになるかもしれない。あるいは、歴史の勉強中にカドミウムという有害物質が出てきたり、チタン製の△△を目にしたり、カレー事件のヒ素とか・・・。オゾンって周期表に載ってないよ?ダイヤモンドって燃えるの?
まず周期表を授業で扱って暗記させる!じゃなくて、なんとなく意味不明なままたまに眺めていた周期表に、自ら興味を持って学習していく。こんなのが「ゆとり」なんじゃないかと。。
んん〜〜やっぱりムズイねぇ。このテーマ。