「辻加護」

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モーニング娘。合格前のオーディション合宿のときから、常にコンビで括られてきた2人。この卒業が発表されたのは、正月気分がまだ若干残っていた新春ライブでした。

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このことを知ったときの第一印象。「かねてからの願望が実現するかも!!」というワクワク感です。従来のメンバー卒業発表とは種を異にする喜びと言いましょうか。
なっちの完全ソロデビューも嬉しかったのですが、単純に喜ぶというレベルにとどまらず、歴史的な転換期が来たんだという、例えるなら盤石の大岩が凄まじい音を唸らせて動くような・・・そんな感じだったので。
話を戻して(汗)、その希美・・望みというのは、「彼女たちの歌声をじっくりと聴かせてください!!」ということ。
あいぼんは、早い時期のIWISHやAS FOR ONE DAYなどに見られるように、
ソロパートを持っていたので、まだマシな方ですが、のんに関しては、「・・・。」。お子ちゃま・泣き虫キャラのイメージをつけて大成してきましたが、肝心の歌声を耳にする機会がめったになかった。ようやく、シャボン玉で貫禄のある地声を轟かせてくれた程度。。幼稚キャラの辻希美ってあまり好きじゃないんです。飽きたというかもったいないというか。

もう一つの望みというのは、辻加護じゃなくて、辻希美加護亜依としての活動。理想型はKinki Kidsのような感じ。主にペアで活躍する傍ら、ドラマ・舞台とかにピンでバンバンと出演して欲しいし、ソロ曲ひいてはソロライブで自らの実力を見せつけて欲しい。

世間では、「辻と加護ってどっちがどっちだかわかんない」とか「結局いつも二人じゃないと、テレビとかでも場がもたなそう」と言われてるっぽい。まぁ、最近のベリ工に対する自分の見方もそんな感じ(誰が誰だかわかんないし、ぶっちゃけどうでもいい)なので、その感覚もわからんではないですが、辻さん・加護さんは、そんなちっぽけな存在ではないと、自信をもって主張いたします。

「辻」「加護」は声のタイプで言うと、塩ラーメンと讃岐うどんくらい違うし個性があるので(どっちがどっちというわけではないのですが) (by つんく♂

そうなんです。。。ん??相変わらず、びみょ〜な表現が得意なプロデューサー健在!メンバーの声帯写真を見ては、ニヤケ顔満開のお方ですから文句は言いませんが。

ここで、自分なりに表現してみました。声のタイプで言うと、

辻希美
:新鮮な刺身

塩焼きにしても美味しいし、煮物でももちろん。つみれにして鍋の中へ、あるいはちょっと火であぶって焦げ目をつけたり。
でも!!、いちいちそんな面倒な小細工をせずに、素直に活け作りにして、そのまま刺身で食べましょうよ。食材そのものの味を堪能することで、ダイレクトにその魅力を感じられるのです。

加護亜依
:デミグラスソース

誰からも好かれる人気者。作り手の愛情とプロ根性が注ぎ込まれたソースは、じっくりとコトコト煮込むことで、奥深いコクと、まろやかさ、そして幸福感を醸し出す。
たくさんの食材が調和して、多彩なうま味を表現するとともに、暖かみのある甘い香りによって、いつの間にかテーブルに笑顔がこぼれるのです。

ん〜〜我ながら、妄想過剰ですなぁ(笑)。食べ物に例えるのはご亜依・・ご愛敬ということで。表現はともかく、自分にとって二人の声質には大きな差異を感じるんです。

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それを確信したのが、ωのデビューアルバム「デュオU&U」。

辻ちゃん加護ちゃんのパート振りがわからない」

ちゃんちゃか★チャーミー!において、このようなリスナーからのメールがありましたが、それを判別できる自分がうれしくてたまりません(実際にそれが合っているのかは不明なのが怖い)。

「やっぱり、長い間モーニング娘。としても、あとタンポポとかでも一緒にレコーディングしたり、遊んだりしてるからわかるんですけど、そもそも全然違うんですよ、ふたりの声って。
わかりやすく言えば、加護ちゃんの方がちょっとクセがある歌い方なのかな。」

と、石川@娘。としては当然!?の解説コメント。確かに、同感でございます。

一つ例を取ると、どの歌手でもよくあることですが、加護ちゃんの場合は「を」をローマ字の「WO」を忠実に発音したような歌い方(「ウォ」?)が特徴的です。考えすぎかもしれませんが、ミニモニ。で一緒に活動していた矢口さんの歌い方(あくまでWOに関して)を意識しているのかと思います。
一方の辻ちゃんの場合は、ズドーーンと「O」のピンポイント発声。

アルバムで驚きだったのが、辻ちゃんの高音。それまで、「加護=高音、辻=低音」の方程式が強固なものとして存在していたわけですが、あっさりと崩壊させてくれました。あえて言い訳をさせてもらえば、それだけ辻ソプラノを聴く機会がなかったんです!!

さらには、ハモリの絶妙さ。今までさんざんと個々の歌声を長々と語っておきながら矛盾しているかもしれません(汗。。。どうかお許し下さい。だって、刺身とデミグラスソースって・・・

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モーニング娘。卒業前にあれこれ書いても鬼が笑うので、このへんで。

今思い返してみると、発表当時は、「そろそろ何か重大な発表があるかも」と、何気に感じていた節があったり。
数週間後になっち卒業を控えていたあの時期、関心事がそれだけに集中しているのが、どうも落ち着かなかったのです(決してなち卒が些細なことだというニュアンスではありません)。
02夏の激震以来、ハプニング的な要素を複数抱えている状況がむしろノーマルになったというか。だから、新ユニットの発表、7期メンの募集告知、あやや娘。加入?・ミキティソロ祝復活などなど、何らかのプレスリリースがあることを、無意識のうちに求めていたのかもしれません。

実際には、辻希美加護亜依モーニング娘。卒業と、後にWと命名されるデュオユニットの始動という形になりましたが、さすがにいつものことながら、そこまで予想はできません。。そうか!!デミに魚を入れて煮込んで新料理を創作したんですね。

最後に、それぞれの個性を最大限に発揮して、最高のパフォーマンスを拝見させてください。ファンがふたりの活躍を心待ちにしているのは、言うまでもないことですが、それにも増して喜ぶのは、育て親のヤグチさんかも!?

岡女の二大クイーンという称号を胸に・・・。

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 これでほんとに最後に。
娘。卒業で残念だったこと。(卒業時に追記可能性大)

(ź)あいぼんの場合

  • モーニングコーヒーの伝説パート「叱られたってぇ〜〜♪構わない〜〜♪」はさくらコン限定に終わりそうなこと。
  • I WISHのラス前「でも、笑顔は大切にした〜〜い♪」。
  • ハピサマの「一生懸命・・恋・・しました」をあいぼんが歌っている姿が、妄想に終わったこと。

(˝)ののの場合

  • シャボン玉。めちゃくちゃはまってたのに。