あなたがいるから・・・・
アナログ時計の秒針が、いつものようにグルグルとまわっている。もうちょっと、世の中とか人の気持ちとか考慮してくれても良いでしょ??そんな思いとは関係なく、マイペースに時を刻む秒針。秒針が無駄に大きくはっきりと見える、そんな今日のおいら・・・。
2005年3月27日。
「日曜の夜、一人でいる自分が大キライ!」でおなじみのラジオ番組「あなたがいるから矢口真里」が最終回を迎え、「モーニング娘。矢口真里の allnightnippon SUPER!」からニッポン放送で4年間続いてきた、矢口真里さん単独の生放送番組が幕を下ろしました。
あな真里100回目の放送、そしてANNSの最終回も今日と同じ3月27日という、最後まで、ただでは終わらない矢口さんでございました。
記念に、最終回にして初めて、mari@ にメール書きました。大量のメッセージに埋もれるのは承知の上、とにかく自分の気持ちを矢口さんに伝えたかった、ただそれだけ。
最終回では、
冒頭のタイトルコールは絶叫モード(笑)。
「お城(あやや城)じゃなくて、ラジオに呼んでくださいよ!」
と、師匠にツッコミ。ポロッとラジオへの未練を醸し出したのかな?
リスナーからのよせ書き紹介では、
「矢口さんみたいになりたい」
というメールを読む矢口さんがとてもカッコ良かったし、
「矢口さんのラジオのおかげで、人生が変わった(命を絶つことを辞めた)。」
という内容で、とうとう涙腺決壊するパーソナリティーやぐ。そんな状況で「愛あらば・・・」がかかって、ついにオレも〜〜〜〜。前日のライブでガマンして溜まった涙が今日溢れたのかも。
エンディングトークでは、
「終わるの?・・・えっ・・・ほんとに終わるの?」
「このまま、もう1時間・・・ダメですか。。」
やっぱりラジオ無くなるのは残念だ。
簡単に振り返ってみる。
「最初は、ラジオが嫌いだった」
「何をしゃべったら良いのか全然わからなくて、・・・」
と語る矢口さん。
今では(カミカミはちょっとあるけど)立派な喋り手として全国のリスナーに元気とやすらぎを与えてくれる、そんな名パーソナリティーに成長。
「このスタジオに入ると、何だか落ち着くんですよ。家に帰ったみたいな感じで。」
とまで言えるほど、ラジオのマイクに向かうことが、矢口さんにとってもパワーのミナモトになったんだろうと思います。
「頭が痛い・お腹が痛い・顔が痛い・酔っぱらってませんよ!・お腹すいた・氷食べたい・眠いzzz・おしっこ行きたい!!」
そんなことをラジオの電波にのっけて言うなんて・・・。
その一方で、リーダー就任前からすでに、
ときには、
- 自分の存在・能力の小ささに本気で悔しがっている気持ちを、包み隠さずに暴露したり
「モーニング娘。の矢口真里」ではなく、「ふつ〜〜の矢口真里さん」満開のトークは、矢口好きのリスナーとの距離をグッと縮められた要因だと言えるでしょう。そんな自然で素直な話題を日曜の夜に届けてくれることが、どれだけみんなの力になったことか。
あな真里に枠移動してから
日曜日という曜日柄から、ライブ終了直後のオンエアーというのが定番化。誰かの卒業ライブの日には、卒業したばかりのメンバーがソロ活動第1弾として、この番組にゲスト出演しました。ライブでの感動話や、舞台裏のあれこれ、ファンに対するメッセージなど、卒業ホヤホヤならではのトークに聞き入ったものです。
あな真里終了に賛成!?
そんなこんなでモーニング娘。のリーダーになった矢口さん。実は、ぶっちゃけ、「あな真里、終了して良かったのかも・・・」。信じられないような気持ちが、番組終了の報を耳にして以降、うごめいてきたのです。どうして?
念のため。「継続か終了か?」と希望を聞かれたら、迷いなく「継続!!!」と即答しますよ。それは間違いありません。
先ほど書いた、ライブ終了直後の生放送の件。たしかに臨場感あふれるトークは貴重なのですが、そのためには、ライブが終わったとたんに、娘。のメンバーと語り合う余裕もなくスタジオへという現実。これが、ちょっと引っかかってた部分です。
リーダーとなった今、ライブ(堅苦しく言えば、大きな仕事)を終えたあとは、メンバーとコミュニケーションをとることが、とても重要なことだと思うのです。ライブの反省はもちろんのこと、ライブとは無関係のたわいもない雑談であっても。
とくに日曜日は、土日と続いたライブツアーの2日目ということもあって、いろいろとメンバー同士語りたいこと、もしくは語り合わなければいけないことがたくさんあると思います。リーダーとなった今日の矢口さんなら、なおさら。
- もしかすると、ライブ終了直後という特別なきっかけで、メンバーの誰かがリーダー矢口に相談したいことがあるかもしれない。
- もしかすると、ライブ終了直後に、誰かがSOSのシグナルを発信しているかもしれない。
- もしかすると、ライブ終了直後でなければ意味を成さない重要なメッセージ・アドバイス・説教があるかもしれない。
そうなんです。リーダーだから、できるだけメンバーと過ごす時間をもってほしい。いや、持つべきです!!ただし、常にメンバーと会話をするとか、常に積極的にアドバイスをするということではありません。そこにいて、メンバーと同じ空間で時間を過ごして、普段はごく普通の矢口真里として、そして必要なときに必要なリーダー的行動をする、それだけで良いんです。
前リーダーの飯田さんも、「リーダーとは、メンバーのことを一番考えられる人」と言ってたし。
ただし、・・・
「ラジオ生放送が、日曜日じゃなくて、平日だったら良いんじゃないの?」・・・・・・その通りなんです(笑)。というわけで、これまで長々と偉そうに語ってきたのは、あくまで今までのように日曜夜の生放送に対してのみ有効な理由づけであります。
ってことで、テーマが逸れに逸れまくってしまったわけですが、「新リーダー矢口真里に望むこと」みたいな感じで読んでください(汗)。これまで、やぐっつぁんがリーダーになることについて、あまり腰を据えて書けなかったので、この最終回というタイミングでダラダラと綴るのも何かの縁。
結局のところ、
矢口さんのラジオがなくなるのは、残念!!!これに尽きるんです。
残念だけど、4年間もやってきたから、いったんラジオ無しの生活を経験して、「やっぱりラジオが好き!」という気持ちを再認識するってのも、まぁ良いんじゃないですか?そうでも思わないと、ほんとに淋しいだけなので・・・。
「ラジオ」が世間を騒がせている御時世、みんなでラジオの存在意義を考えようではありませんか!