タンポポ

 
2002年9月4日、アルバム「All of タンポポ」発売。
そして、9月23日のタンポポ畑@横浜アリーナ
タンポポはそれぞれの夢に向かって飛んでいきました。
本当にありがとうございました。そして、おつかれさまでした。


  飯田圭織石黒彩・そして、
モーニング娘。の新メンバー3人(市井・矢口・保田)
それぞれの歌唱力とかそういう基準ではなく、ハーモニーとして適した声質の持ち主を選ぶ」
というタンポポオーディションを経て選ばれた矢口真里の3人で始まったユニット。
 
「どこにでもありそうな・・・なんかそんな感じの存在のユニットにしたい。
こたつに置いてあるみかんのような。」つんくのこんな想いがこもったタンポポ
 3人時代のタンポポは、最高に美しいハーモニーを聞かせてくれました。
とくに、デビューシングルの「ラストキッス」とサードシングルの「たんぽぽ」。
石黒の脱退と、石川梨華加護亜依の加入によって新たにスタートしたタンポポは、
4人がかもしだす楽しさとか喜びが伝わってくるようなユニットに。
新たな曲調で、聞く人をあたたかくつつんで、
さらに笑顔にさせるような不思議な魅力を持った4人でした。

ライバルとされていたプッチモニがデビュー曲からビックヒットを飛ばしていく中、
なかなかオリコン1位をとることできず、本人達が悔しい想いをラジオ等でもらしていた時期も。
オリコンで何位になろうがそんなの関係ないとは思いますが、やはり気になるんでしょう。
 ただ、まわりがどんどん活躍していく中でも、
タンポポは風がふいても負けないで強くきれいな花を咲かせていたと思います。
 
数ある(乱立している)ハロプロユニットの中でも、
タンポポへの思い入れは一番強かったし、大好きなユニットでもありました。

ハロプロ改編を名のもとに行われたメンバーチェンジ。
結成メンバーである飯田・矢口もタンポポを去ることに。
モーニング娘。から後藤・保田がいなくなること、
プッチモニミニモニ。がメンバーチェンジすることなどよりも、
タンポポのことが残念でなりませんでした。
 先日の娘。コンサートに行ったのも、タンポポの最後の出演を
この目に焼き付けておきたいというのが主な動機だったわけですが、
そうはいってもやはりさみしかったですね。

私の中では、タンポポの活動はこれで終了と思っています。
1998年に活動を開始してからはや4年になろうとしている今、
大きな区切りをつけるにはちょうどいいのかもと感じています。
やはり、結成時のメンバーが抜けるとなると、気持ちの整理をして、
きっちりと終止符をうちたいです。
 実際はタンポポはメンバーをチェンジして活躍していくことでしょう。
でも、そのユニットは、ユニット名は同じながらも
今までのタンポポとは違うユニットだと捉えたいです。
 もっとも、それは新タンポポを否定するわけではなく、
タンポポには新タンポポの良さを活かして、
新たな活動をしてほしいという願いでもあります。
それでも、タンポポの親しみやすさとか暖かさというような、
基本的なタンポポ色は忘れないでほしいです。

矢口・飯田の活躍の場が少なくなるのは残念ですが、
これも世代交代と考えれば受け入れなければならないことなんでしょう。
いつまでも同じ場所にとどまっていることはできないこともある。
むしろ、それぞれが新たな地で花を咲かせるために、
タンポポ畑から綿毛となって飛び立つ時期が来たのかもしれません。
 タンポポとしてのあいぼんが見られなくなるのも、非常にもったいないと思うのですが、
世間ではミニモニ。での活躍の方を望んでいるっぽいので。。
 「コンサートで、モーニングコーヒーを13人でうたったときに、
ようやく私もモーニング娘。の一員になれたんだなぁ・・・と感じた」
というフレーズを借りるならば、
これからの「タンポポ」の4人が「たんぽぽ」を
自信を持って歌えるようになるときが来ることを楽しみに待つことにします。