平成の貝塚
先日、仕事で福島市に行った。そのときの先方の談。
「なりっとさん(←もちろん本名で)は仙台からいらっしゃったんですよね?」
「はい。」
「……こっち(福島)に来るの怖くなかったですか?」
「えっ?…」
「郡山とかよりもここ(福島市)の方が放射能の数値高いんですよ。」
「あぁなるほど、特に気にしてないですよ。(素)」
「そうですか?…どうもすみません。。」
「!!(汗)、いえいえ、、ほんとに大丈夫ですから。(マジで素)」
まさか、仕事に行ってお客さんに「すみません」って言われるとは思わなかった。
電力会社とかそんなのとは何の関係もない、普通の一般市民ですよ。
未だに、自転車ですぐに行ける産業道路沿い(仙台市東部のあたり、多賀城市とか)は津波が来たことが容易にわかるような状態。
相馬とか気仙沼にも行ったけど、、ほんと、ガレキの山とか泥色の田んぼとか見ると夢であってほしいと思う。
道路事情も相俟って、志津川(南三陸町)のあたりは近寄る機会すら無いのがなんとも…せつない。
一口に「ガレキ」とは言うものの、確実にそこに「生活」があった証なんだよ。
確かに復興の妨げだったり、汚くて邪魔な粗大ゴミの集合体かもしれないけれど、、。
建物に入る度に、天井を見上げるクセがついてしまった。。
いつ落ちてくるかわからんからね。