「モーニング娘。CONCERT TOUR 2003春 "NON STOP!"」@グランディ21(宮城県総合体育館) 昼公演

 自分自身も大学卒業というこの春。モーニング娘。12人になって
初にして最後のライブツアーが仙台を皮切りに始まりました。せっかくなので、
ツアー一発目のライブ(1回目昼公演)に参加。娘。ライブ2回目ということで、
それなりの準備(サイリュウムとかCD聞き込みとか・・・)はしたものの、
5th.アルバムの発売日がライブ前日だったため、十分な予習はできなかったわけで。。
逆に、新鮮で良かったという面もありますが、なんとなく落ち着きませんでした。

 では順を追って。まずグッズ購入。
今回の目玉はペンダントなのだろうか・・・あっさり回避して、
プクプクステッカーとパンフ、うちわ×2(前回と同じ)を購入。おみやげ用も購入。
 恒例?のうちわ購入数カウントをしようと思いましたが、ブースの構成がちょっと
不都合だったため断念。元ごっちんファンが誰に流れるのか興味があったのですが・・
 会場は屋内、座席はアリーナとスタンド席に分かれていて、自分はスタンド席の最後尾。
後ろには誰もいないため、臨場感がイマイチわかなかったのが残念。
 ただ、スタンド席の特権である「サイリュウム夜景」を思う存分楽しませてもらいました。
いやー、本当にきれいだった。思わず、伝説と化したタンポポ畑@横アリの光景が
脳裏をよぎり、このときからなんとなく微妙な感情になってしまった気が。
 
 最初は未発表のシングル曲。なんとなくいい感じ。
 その後、アルバム曲が続き、自己紹介に。印象に残っているのは、
石川・高橋の自己紹介「い〜し〜かわ〜!・・・云々」の後に
なっちがとった絶妙のアクション(説明できない・・・)、
それとあいぼんの投げキッス、お決まりの“宮城県民総紺野ファン宣言”(笑)。
 それから、今回の春コンは保田大明神の卒業ツアーということで、
「保田」コールはいつにも増して強烈だったように感じました。自分も、おそらく
娘。の保田として生で接するのは最後なので、深い意味はないのですが叫んでおきました。
ぶっちゃけ、保田がいなくなるのは残念な気もしつつ、そうでもない気もしつつ・・・。
 「ひょっこり」やアルバム曲の後、ユニットコーナーへ突入。
 ココナッツ娘。の「ズルイ女(英語Ver.)」はなかなか良いアイディア。
 ライブ毎に違う曲を披露するというかおりんは、フランス語?の曲を。感動!!
歌はもちろんですが、会場の静けさ!!ハロプロ系のライブでも、「静寂」という言葉は
辞書に載っているようです(笑)。良い意味で張りつめた空気というか、
じっくりと歌を聞く時間帯はかなり貴重です。あややの「草原の人」で事務所の思惑は
みごとにうち砕かれたので、ようやく実現といったところでしょうか。
 かおりんも、単なる大人の雰囲気を超えたものを出しているようで、とても新鮮でした。
 カン梨華は、原点に戻ったつもりなのか「初めてのハッピーバースディ」。
はぁ・・・もう、りんねはいないのか。。
 プッチモニも微妙。
そういえば、いつシングル発売するの??と困惑。そのせいか、あまり覚えていない(汗)。
 ミニモニ。の曲「ロックンロール県庁所在地」は知ってはいたけど、
ミニモニ。らしさというか、ぶっちゃけた元気パワーが無くなった気が。
やっぱり、ミニモニ。はじゃんけんぴょんを歌わなきゃ・・・
っていうか、矢口抜けの辻加護というのがどうもしっくりこないのは自分だけだろうか。
せっかく作ったユニットなのだから、ミニモニ。関しては世間(特に子供)受けする曲を
歌っていってほしい。これじゃぁ、やぐっちゃんもかわいそうだ・・・
(これが娘。を語るときに生じがちな過剰反応であることを祈る)。
 タンポポ・・・は、柴ちゃんがいないからこのライブでは無理なのかぁ。でも、
「出てこなくて良かったかも(苦笑)」
と思ったのも本心??やや自己嫌悪に陥りそうになり・・・。
あぁ、そういえば夏にはごっちんもいたっけ。。
どうもこの辺から、楽しさとは相容れない異質な感情が沸々とわいてくるのであります。
 VTRにてじゃんけんぴょん大会。
そこそこおもしろかったけど、どうせなら生でガチンコ勝負しても良かったのでは?
あるいは、観客も交えてとか・・・それは無理だな(笑)。
 ポッキーガールズを娘。ライブでやるというのも、なかなか乙なもの。
なんてったって、「ポッキー」が歌詞の中に入っているのだから。
掛け声とか振り付けとかを見ても、ライブにぴったりの曲だなぁと思いました。
ポッキーCMのように、会場全体であれをやったら凄いだろうなぁ(笑)。
違う星に行った気分になること間違いなし!
 つづいてビーナスムース。
ここで、さっきまでの異質な感情の正体がわかりました。
矢口欠乏症・・・といったら病的なものを連想してしまうのでやめて、
欲求不満・・・これも変な想像をしてしまう。。
 何と言ったらいいのかわからないけど、やっぱり自分はやぐっちゃんが好きなのだということ。
ビーナスムースでの美しい歌声とプロとしての堂々たる表情
(もちろん、かおりんよっすぃーもきれいな歌声でしたよ!)を見ていたら、
「こんなに歌うことが好きなはずなのに、ずいぶんと活躍の場が減ってしまったものだなぁ・・・」
とせつなくなってしまい。。寸劇とかお笑い番組とかに出るのもいいけど、
やっぱり【歌】だよなぁ・・・歌・・・。
 ビーナスムースのハーモニーがあまりにも素晴らしかったため、
これほどまでに感傷的になるのも仕方ないのかも。
 そんなこんなで、再び娘。の曲に戻ったわけですが、「ザ☆ピース」に続いてなんと!!
「I WISH」。娘。の曲の中でもトップ3に入るほど気に入っている曲。
夏コンでは聞けなかったので、ライブでこの曲を聴くのは初めてでした。
 でも、わざわざ今日やらなくても・・・・と、矛盾しているようですが、なんか
マジで本当に泣きそうになりました。だっていい歌詞なんだもん。
まったく、ただでさえ微妙な心理状態のときに・・・。
 楽しさと別の感情とが入り交じりながら,ライブはアンコールへ。
アンコール曲は、当然のごとく「卒業旅行」。
保田は泣いているのか笑っているのかわかりませんでしたが(爆)、
会場はややしんみりムードに。そしてラストは「Do it! Now」。
う〜ん・・・本編で歌わなかったから諦めていたのに、アンコールに持ってくるとは。
良い意味で裏切られた気分でした。なかなかカッコイイ終わり方だったので、
ライブ終了のときはすがすがしい気分で、会場を後にしました。

 全体を通して、
やはり2回目ということも影響しているのか、会場のノリについていくというよりは、
自分なりに楽しむ余裕があったと思います。
前でPPPHをやっていようが、タテのりしていようが、自分のリズムと気分で
ライブを楽しむことができました。定番の叫びどころも、きちんとできたし(微笑)。
 というわけで、楽しかったことはもちろんなのですが・・・それと同時に
やはり「せつなさ・さみしさ」をいうものを、痛切に感じたライブでもありました。
追いコンやら卒業式やらで、もともとそういう季節だったからかもしれません。
ただ、もう一つ確実に言えることは、
自分にとって2002夏コンは最高のライブだったということ。
高々2回目で最高を決めるのもどうかと思いますが、
今日の動揺から考えても自分が最も満足できたのは、去年のあの時期だったのかも。
 座席については、後ろに誰もいないのもまた落ち着かない!!かといって、
隣近所で熱血ダンスをされるのは、精神的にも物理的にも痛い(笑)。
こればっかりは時の運なので、これ以上考えるのも無駄かも。
あと、なっち・小川の存在感が薄かったなぁ、なんとなく。
まぁ、反則的な(笑)なっちスマイルは健在だったけど。
髪型もスプリングVer.?で、もう!!・・・おっと、だから一推しはあの人だってば!!
おマメのまゆ毛ネタ、ファンにとっては(MCでも言ってたけど)そろそろ飽きてくる頃、
知らない人にとってはそもそも意味不明のネタなのかも。
 いずれにしても、色々と考えされられたライブになりました。
 前回は「自分自身のがんばり不足」を実感するとともに「元気・やる気」をもらい、
今回は「時(時代)の流れ」と「信念をもつことの大切さ」を学びました。
ずいぶん堅苦しいものになってしまいましたが、
それ相応のチケット代を払っているんだからいいだろ〜〜!!。
 これで、年度末の浮かれモードは終了。
 ちなみに、この日は「モーニング娘。矢口真里の@llnightnippon SUPER!」の最終回。
いつものお台場からではなく、仙台TBCのスタジオ(たぶん)を借りての生放送。
これも何かの縁と勝手に考えて(笑)、
長くて中身の濃い3月27日(木)は23時56分を過ぎて終わろうとしていました。
p.s.ライブ後に聞くアルバム。やはり一味違って聞こえます。
p.s.もしかして「AS FOR ONE DAY」って、このライブが初お披露目だったのかも!

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【参考・備忘録】曲目リスト
1. AS FOR ONE DAY
2. TOP!
3. 「すっごい仲間」
《MC》
4. モーニング娘。ひょっこりひょうたん島
5. 恋愛レボリューション21
6. 強気で行こうぜ!
7. ズルい女〜英語ver〜 (ココナッツ娘。
8. 初めてのハッピーバースディ!カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)
9. オサヴリオ(?) (飯田圭織
10. Wow Wow Wow (プッチモニ
11. ロックンロール県庁所在地 (ミニモニ。
《VTR:ジャンケン大会》
12. LOVEマシーン
13. 「すごく好きなのに・・・ね」
14. YES! POKCY GIRLS (POCKY GIRLS)
 《MC:ビーナスムースの3人》
15. 女神〜Mousseな優しさ〜 (Venus Mousse)
 《MC:ボッキーガールズの9人》
16. そうだ!We're ALIVE
17. I WISH
18. ザ☆ピ〜ス!
19. ここにいるぜぇ!
=アンコール=
20. 卒業旅行〜モーニング娘。旅立つ人に贈る唄〜
21. Do it! Now